お客さま説明資料

賞与計算のやり方を事例で説明します。

今回は、事例を使って、賞与計算のやり方を説明します。

事例
・年齢45歳
・扶養親族1名
・賞与500,000円

・前月の
 ・給与300,000円
 ・交通費10,000円
 ・社会保険49,214円(介護保険2,624円+健康保険15,760円+厚生年金29,280円+雇用保険1,550円)

全体の流れはこのようになります。
①社会保険の計算
②所得税の計算

それではまず、
①社会保険を計算します。

社会保険には、健康保険(介護保険)・厚生年金・雇用保険があります。
社会保険は、賞与の支給額500,000円にかかります。

1.健康保険(介護保険)・厚生年金を計算します。
給与計算と同様に、協会けんぽを前提に説明します。
最初に、自社の所在地のある都道府県の保険料額表を手に入れます。

次の流れで検索すると、社会保険の料額表にたどりつけます。
・「協会けんぽ 保険料額表」で検索して、協会けんぽのホームページに入ります。
・最新の「◯年度保険料額表」をクリック
・自社の所在地の都道府県名をクリック
そうすると、健康保険・厚生年金保険の保険料額表が表示されます。(今回は、神奈川県で表示しています。)

給与計算の場合には、上記の保険料額表の各枠の金額で計算しましたが、
賞与計算の場合には、保険料率自体を計算に直接使用します。

折半額が給与から差し引く社会保険料になりますので、各社会保険の料率は下記のようになります。
・介護保険:(11.49%ー9.85%)÷2=0.82%
・健康保険:9.85%÷2=4.925%
・厚生年金:18.3%÷2=9.15%

よって、賞与にかかる社会保険はこのようになります。
・介護保険:500,000円✕0.82%=4,100円
・健康保険:500,000円✕4.925%=24,625円
・厚生年金:500,000円✕9.15%=45,750円

また、雇用保険の料率は、給与計算と同様に5/1,000になりますので、
・雇用保険:500,000円✕5/1,000円=2,500円
となり、

所得税の計算の対象となる金額は、
賞与500,000円ー(介護保険4,100円+健康保険24,625円+厚生年金45,750円+雇用保険2,500円)
=423,025円となります。

次に
②所得税を計算します。
次の流れで検索すると、所得税の源泉徴収税額表にたどりつけます。
・「源泉徴収税額表 ◯年分」で検索して、国税庁のホームページに入ります。
・「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」をクリック


上記の表の上から4行目に記載されている、
「前月の社会保険料等控除後の給与等の金額」を計算します。

前月の給与300,000円+前月の交通費10,000円ー前月の社会保険49,214円=260,786円となります。

260,786円で、扶養親族1人の枠で合致するのは、「243千円以上 282千円未満」の枠になります。
よって、表の左端の「賞与の金額に乗ずべき率」は4.084%となります。

所得税:423,025円✕4.084%=17,276円

それでは、全体をまとめます。
賞与支給額  500,000円 1⃣

ここから、下記を引きます。
介護保険   4,100円
健康保険   24,625円
厚生年金   45,750円
雇用保険   2,500円
所得税     17,276円
控除計    94,251円 2⃣

差引支給額 1⃣ー2⃣=405,749円
となります。

給与計算との違いは、
①社会保険の計算を社会保険料率で直接行う
②前月の給与などにより、所得税率が異なる
という2点があります。

5回にわたり、給与計算と賞与計算のやり方を説明してきました。
今は、freee人事労務のようなクラウドの給与計算ソフトがありますので、給与計算は難しい作業ではなくなりました。
給与計算ソフトを上手に使いこなす補助資料として、当記事を役立てていただけると嬉しく思います。

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